「吹き抜け住宅のメリット・デメリットは何?」
「吹き抜け住宅にする際に気をつけるべきポイントは?」
吹き抜け住宅は、開放感のあるおしゃれな住まいを実現できるとして多くの人気を集めているデザインです。毎日を過ごす住まいを開放的にできるため、日常のストレスを和らげてくれるでしょう。
吹き抜け住宅には多くのメリットがあります。しかし、メリットがあればデメリットがあるものです。家づくりは数千万という金額をかけるため、後悔したくないはず。
そこで本記事では、吹き抜け住宅のメリット・デメリットや建てる際のポイントについて解説します。実際の施工事例も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
吹き抜け住宅のメリット
さっそく、吹き抜け住宅のメリットを見ていきましょう。メリットは以下の3つです。
それぞれ以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
開放感を追求できる
1つ目のメリットは、開放感を追求できることです。吹き抜けは1階と2階の空間がひと続きになっているため、天井が高い開放的な空間を実現できます。
吹き抜けを採用することの一番のメリットが開放感にあるといっても過言ではありません。住まいに開放感があれば、閉鎖感を感じることなく、伸び伸びとした暮らしを実現できます。
また、狭小地などの土地の広さが限定されている場所に家を建てる際に吹き抜けは最適です。吹き抜けを採用することで、視界が広がり、本来の広さ以上の開放感を感じられます。
住まいの採光性を高められる
2つ目のメリットは、住まいの採光性を高められることです。吹き抜け住宅は天井が高いことで、高い位置に窓を設置できます。
高い位置に窓を設けられれば、陽の光を十分に取り込めるため、いつでも明るい住まいにすることが可能です。日中に電気をつける必要がなく、電気代の節約ができることも大きなメリットといえます。
また、採光性は部屋の明るさに影響するだけでなく、体内時計の調整などの効果が期待でき、健康にも良い影響を与えます。そのため、部屋を明るくしたい場合に吹き抜けはおすすめです。
おしゃれな家にできる
3つ目のメリットは、おしゃれな家にできることです。吹き抜けを採用することで、様々なおしゃれなアイデアを取り入れられます。
高い位置に設ける窓をスリット窓にしたり、大きなFIX窓にすることで住まいの印象を大きく変えることが可能です。また、階段部分にスキップフロアを設けるというアイデアもあります。
スキップフロアは家族の気配を感じながら、作業に集中できる魅力的なスペースです。好みに合わせて、いろいろなアイデアを取り入れてみましょう。
吹き抜け住宅のデメリット
続いて、吹き抜け住宅のデメリットをみていきましょう。デメリットは以下の3つです。
それぞれ以下で解説するため、ぜひ参考にしてください。
冷暖房の効きが悪くなる
1つ目のデメリットは、冷暖房の効きが悪くなることです。吹き抜けを採用することで空間が広くなり、空間全体に冷暖房を効かせるのに多くの時間がかかります。
また、暖かい空気は上に流れ、冷たい空気は下に留まるという性質から、部屋の室温に偏りがでてしまうため注意が必要です。一般の住宅よりも冷暖房の効きが悪くなることで、光熱費がかかってしまうことがデメリットといえます。
シーリングファンを取り付けるなどして、空気を循環させる対策を取りましょう。
メンテナンスが大変
2つ目のデメリットは、メンテナンスが大変であることです。吹き抜けは天井が高くなることで、照明の交換や窓の掃除などのメンテナンスに手間がかかってしまいます。
それほど高くなければ、はしごや脚立を使って自力で交換することもできますが、届かない高さであれば自力での交換は困難です。高い位置の窓掃除の際には、専門の清掃業者に依頼する必要があり、メンテナンスの費用もかかります。
設計の段階からメンテナンスのことも考慮した上でプランを立てることが重要です。
音が伝わりやすい
3つ目のデメリットは、音が伝わりやすいことです。吹き抜けは空間がひと続きになっていることから音が家全体に伝わりやすく、不快に感じることがあります。
1階で発生した音が2階や3階にまで広がってしまうことがあるため注意が必要です。吹き抜けを採用する上で音に関する問題は仕方のないことですが、音を響きにくくする吸音材を設置するなどして対策しましょう。
また、吹き抜けの近くには寝室を設けないなどの間取りの工夫も大切です。
吹き抜け住宅の事例3選
ここでは、吹き抜け住宅の事例3選を紹介していきます。今回紹介するのは以下の3つの事例です。
それぞれ以下で解説するため、吹き抜けを採用する際の参考にしてください。
暮らしに夢中になれる家
玄関付近の深い軒に木目がおしゃれなアクセントになっている外観の住宅です。ドアを開けると土間の玄関スペースが広がります。
無垢の床材やキッチンに使用した木目がおしゃれに映えています。この住まいでは、階段部分に吹き抜けを採用。階段の途中には中二階を設け、大きな窓を設置することで十分に陽の光を取り込んでいます。
階段を上がった吹き抜け続きの2階ホールには畳スペースを用意。小さな窓を作っており、伸び伸びとリラックスできる魅力的な空間になっています。
親子3人で借景を楽しむ、32坪のお家
白い塗り壁にアスファルトシングル葺きの屋根が映える北欧テイストの住宅です。バランス良く配置された窓がデザイン性を高めています。
リビングは無垢のフローリングが落ち着いた印象を与えるデザインに。ダイニングスペースの脇には西面から明るい光が差し込む大きな吐き出し窓を用意。外の景色を楽しみながら食事を楽しめます。
この住まいでは、階段部分に吹き抜けを採用。吹き抜け部分には小上がりの畳スペースやヌックを設けており、空間を有効活用しています。
無垢の木を楽しんで暮らす二世帯のお家
片方に大きな傾斜がついた屋根が印象的な外観の住宅です。窓のデザインやドアに使用している木材が北欧風の雰囲気を感じさせます。
LDKは木の温もりを感じられるデザインに。特に、ダイキングキッチンの壁には自然素材をふんだんに使用して、独特かつおしゃれな空間を実現しています。
吹き抜けはダイニングキッチンに採用。高窓を設けることで陽の光が差し込み、自然素材の木目を美しく映えさせています。
吹き抜け住宅を建てる際の3つのポイント
ここでは、吹き抜け住宅を建てる際のポイントをみていきましょう。意識すべきポイントは、以下の3つです。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
高気密・高断熱にする
1つ目のポイントは、高気密・高断熱にすることです。先ほど、デメリットでも述べたように、吹き抜け住宅は冷暖房の効きが悪くなります。
そのため、住まいを高気密・高断熱にしましょう。高気密・高断熱にすることで、外気の影響を受けにくく、室内の熱を逃がさない住まいにできます。
冷暖房の効率化が図れ、光熱費を大幅に節約することが可能です。住まいの気密性・断熱性の高さは断熱等級で判断できます。吹き抜けを採用するなら少なくとも、断熱等級5以上にしておくことがおすすめです。
吹き抜けの実績の多い会社に依頼する
2つ目のポイントは、吹き抜けの実績の多い会社に依頼することです。吹き抜けには冷暖房の効きが悪くなる以外にも、音が伝わりやすいことやメンテナンスが大変というデメリットがありました。
しかし、吹き抜けの実績の多い会社に依頼することで、デメリットを解消させることが可能です。吹き抜けの実績が多い会社は、デメリットに対する対処法を用意していることがあります。
より快適な吹き抜け住宅を実現するために、吹き抜けの実績の多い会社に依頼するようにしましょう。実績が多いかどうかは担当者に聞いたり、施工事例を見ることである程度判断できます。候補の会社の実績は必ず確かめておきましょう。
収納スペースを十分に確保する
3つ目のポイントは、収納スペースを十分に確保することです。吹き抜け住宅は一般の住宅と比べると、2階部分の床面積が狭くなります。
床面積が狭くなることで、収納スペースが不足しがちなため注意が必要です。収納スペースが少ないと、部屋に物をおく必要が出てきて整理整頓のできていない家になってしまいます。
玄関スペースや階段下のスペースを有効活用するなどして、十分な収納を持たせることが重要です。設計の段階から収納スペースには配慮しておきましょう。
吹き抜け住宅を建てるなら花みずき工房がおすすめ
項目 | 詳細 |
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名称 | 株式会社 花みずき工房 |
所在地 | 静岡県浜松市中央区大平台2-48-33 |
設立年月日 | 1994年8月 |
公式サイト | https://www.hanamizukikobo.co.jp/ |
吹き抜け住宅を建てるなら花みずき工房がおすすめです。花みずき工房は約30年の歴史を持ち、静岡県浜松市を中心に家づくりに取り組んでいます。
創業以来、自然素材を使用した家づくりにこだわっていることが特徴です。また、デザインにはパッシブデザインを採用しています。
花みずき工房なら自然の力を最大限活用した健康的な住まいを建てることが可能です。アフターサポートも充実しているため、建てた後も安心の暮らしを送れます。
まとめ
本記事では、吹き抜け住宅のメリット・デメリットや建てる際のポイントについて解説しました。吹き抜けは住まいに開放感を与えたり、採光性を高めたりと多くのメリットがあります。
これから吹き抜けの採用を検討している方は、ぜひ取り入れてみましょう。吹き抜けを取り入れる際には、本記事で解説したポイントを参考にプラン設計をしてみてください。
本記事があなたのお役に立てれば幸いです。