注文住宅を建てる際に候補になるのが、ZEH住宅でしょう。ZEH住宅は光熱費を削減でき、快適な暮らしができる特徴があります。
しかし、ZEH住宅のデメリットを知らないと、建てたあとに後悔する可能性があるため注意が必要です。一生暮らす住宅だからこそ失敗したくないはず。
そこでこの記事では、ZEH住宅の基礎知識とメリット・デメリットについて解説します。ZEH住宅で後悔しないためにも、この記事を参考にしてみてください。
ZEHとは?
ZEHは、「Net Zero Energy House」の略で、生活で使うエネルギーよりも住宅が生み出すエネルギーが上回る住宅を指します。
ZEH住宅は、外皮の高断熱利用や太陽光発電の設置、省エネルギー設備の導入などが住宅に施されていることが特徴です。使用するエネルギーを減らすわけではなく、室内の快適な温度を保ちながら省エネルギーを目指します。
ZEHの種類
ZEHはエネルギー消費量の削減される割合などに応じて、以下5つの種類に分けられます。
- ZEH
- ZEH+
- ZEH Oriented
- Nearly ZEH
- Nearly ZEH+
種類によって基準や認定される難易度が異なります。それぞれの違いをまとめた表が以下です。
ZEHの種類 | 条件 | 採用 |
---|---|---|
ZEH | ・断熱+省エネで一次エネルギー消費量を20%以上削減 ・創エネで一次エネルギー消費量100%以上削減 | なし |
ZEH+ | ・断熱+省エネで一次エネルギー消費量を25%以上削減 | 以下2つ以上を採用 ・外皮性能の強化 ・電気自動車での自家消費の拡大 ・高度エネルギーマネジメント |
ZEH Oriented | ・断熱+省エネで一次エネルギー消費量を20%以上削減(敷地面積が85㎡未満に適用) | なし |
Nearly ZEH | ・創エネを含めた一次エネルギー消費量75%以上削減(日照時間が少ない地域に適用) | なし |
Nearly ZEH+ | ・創エネを含めた一次エネルギー消費量75%以上削減 ・断熱+省エネで一次エネルギー消費量を25%以上削減 | 以下2つ以上を採用 ・外皮性能の強化 ・電気自動車での自家消費の拡大 ・高度エネルギーマネジメント |
基本的に『+』が付くと基準が高くなります。都心部などの敷地面積が狭い場所でもZEH住宅は建てられるため、住宅メーカーに相談してみてください。
ZEH住宅のメリット
ZEH住宅のメリットは以下4つが挙げられます。
ZEH住宅がもたらすメリットを把握して、ZEH住宅の特徴をつかんでおきましょう。
光熱費の削減ができる
ZEH住宅は、光熱費の削減が期待できます。ZEH住宅には、無駄な電力を作り出さない省エネルギーシステムの導入や断熱性能の強化、太陽光発電の設置による自家発電の導入などが施されます。
よって、快適な空間を保てるため、冷暖房の使用を最小限に抑えることが可能です。また、太陽光発電で生み出された電力を電力会社に売ることもできます。
ヒートショックの発生を抑えられる
ZEH住宅はヒートショック現象の発生を抑えられるのも大きなメリットです。ZEH住宅は、夏は涼しく冬は暖かい快適な空間を作り出します。なぜなら、断熱性や気密性が高くなる素材や構造で家を建てるためです。
部屋ごとの気温差も最小限に抑えられます。冬の寒い時期の温度変化によって起こる脳卒中や心筋梗塞などを防げる可能性が高くなります。
売却時に高く売れる可能性がある
ZEH住宅の認定や省エネルギーに対する取り組みに対して与えられる「BELS」という認定によって、資産価値が高まります。
厳しい認定基準を突破している住宅だからこそ、資産価値が高く見積もられるわけです。中古でZEH住宅を探されている方も多いため、売却時は高く売れる可能性があるでしょう。
非常時に電気に困らない
万が一、災害が起こったとしても電気を確保できることもメリットのひとつです。ZEH住宅は自宅で生み出した電力を備蓄できます。
台風や地震などで停電が起こった際に、数日間は電力に困らないでしょう。非常時も対処できる安全な暮らしができます。
ZEH住宅のデメリット
ZEH住宅のデメリットは以下3つです。
デメリットを把握してZEH住宅にするかの参考にしてみてください。
初期費用がかかる
ZEH住宅を実現するには、太陽光発電やその他の省エネルギー機器などの導入に高額な費用がかかります。また、高断熱性や高気密性、高耐震性を実現するための素材や構造にも費用がかかります。
建築コストが確実に上がると考えておくといいでしょう。想定していた予算よりも費用がかかる可能性があるため、事前に見積もりを出してもらうようにすることがおすすめです。
定期的なメンテナンスが必要になる
ZEH住宅には太陽光発電が設置されることが多いです。太陽光発電の機能を維持して長く使い続けるには、メンテナンスが欠かせません。
また、日々のメンテナンスに加えて、定期点検が必要になります。定期点検は1回あたり10万円ほどかかることも。
ですが、太陽光発電のメーカーによっては10年から20年の無料点検の保証がついている場合があります。無料点検の保証も考えた上で、太陽光発電のメーカーを決めることも重要です。
天候によって発電量が変わる
太陽光発電は住む地域や天候によって、発電量が変わります。年間の晴れの日数が多い地域は、発電量が安定します。しかし、北陸地方などの年間の晴れの日が少ない地域では、発電量が安定しない可能性が高いです。
また、日陰が多いなどの周辺環境によっても変わってきます。ZEH住宅を建てる際は、地域の気候や周辺環境を意識しながら土地探しをするのがおすすめです。
ZEH住宅にする際に気を付けるポイント
ZEH住宅を建てる際には、以下3つのポイントに気をつけるようにしましょう。
- ZEH住宅が建てられる住宅メーカーか
- 地域の日照時間が適しているか
- 設備の保証制度があるか
まず、ZEH住宅を建てる際は、ZEHビルダーに登録されている住宅メーカーかを確認するようにしましょう。ZEHビルダーに登録されていないと、さまざまな補助金を利用することができません。また、ZEHビルダーであれば理想の間取りやデザインにできるだけ近くなるように、的確な案をだしてくれます。
続いて、ZEH住宅を建てる地域の日照時間を必ず確認しておきましょう。日照時間が短いと発電量が少なく、ZEHの基準に満たない可能性があります。住宅メーカーにZEH住宅に適している場所かを確認しておくと安心です。
最後に、ZEH住宅に必要な設備の保証があるかを確認しておきましょう。設備は定期的に点検や交換が必要になります。
保証がある住宅メーカーを選ぶと、保証期間内は無料で交換や修理をしてくれます。数十年は安心して暮らせるでしょう。
ZEH住宅を建てるなら株式会社花みずき工房がおすすめ
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | 株式会社 花みずき工房 |
所在地 | 静岡県浜松市中央区大平台2-48-33 |
設立年月日 | 1994年8月 |
公式サイト | https://www.hanamizukikobo.co.jp/ |
静岡県でZEH住宅を建てるなら【株式会社花みずき工房】がおすすめです。花みずき工房は、地域密着の住宅メーカーとして27年の実績があります。
花みずき工房が建てる家は、ZEH性能基準以上です。ZEH住宅の認定を受けられるでしょう。また、耐震等級3や長期優良住宅など現代の暮らしに必要な基準が満たされた家となっています。
快適で安心・安全な家づくりが可能です。住宅の設計は、完全自由設計となっているため、自分や家族の理想の家が実現できます。安心・安全のZEH住宅を検討している方は、花みずき工房に相談してみてください。
まとめ
ZEH住宅は快適な暮らしができ、光熱費が削減できるなどのメリットがあります。ただし、初期費用が高くなるなどのデメリットも考慮しなければなりません。
ZEH住宅を建てる際は、依頼する住宅メーカーに見積もりを出してもらうように依頼しましょう。ZEH住宅で失敗しないためにも、この記事を参考にしてみてください。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。