注文住宅を建てる場合は、土地探しから始まります。しかし、土地の探し方が分からないまま進めてしまうと、あとで後悔してしまいます。
後悔しない家づくりをするためには、事前に土地の探し方やチェックポイントなどを抑えておくことが大切です。
この記事では、注文住宅を建てるための土地の探し方や手順、チェックポイントなどを解説していきます。土地付き注文住宅を建てようと考えている方、漠然と土地探しを進めている方は参考にしてみてください。
注文住宅の土地の探し方
土地を探す方法には主に、以下4つあります。
- ハウスメーカーに相談
- 不動産屋に行く
- インターネットで検索
- 実際に足を運ぶ
土地探しを素人1人で進めるのは難しく、大変です。豊富な知識のあるプロに相談して、土地探しをするとスムーズに進められます。
不動産会社やハウスメーカーは大手に着目してしまいがちですが、地元密着型の不動産だとあまり扱われていない土地がある場合もあります。土地探しはタイミングも重要です。常に最新情報を知れるよう、複数の方法を組み合わせて土地探しを進めていきましょう。
注文住宅の土地を探す手順5つ
土地探しはすることが多くて、何から始めると良いか分からないという方も多いでしょう。
そこで、土地を探す手順を5段階に分けて紹介します。
手順を把握し、スムーズに土地探しを進めていきましょう。
手順①住みたいエリアを決める
まずは、住みたいエリアを決めましょう。通勤や通学に利便性を求めるのか、住み慣れたエリアが良いのか、お子様が入る方は学校区を変えたくないのか、新天地でも良いのかなど、大まかにエリアを絞っていきましょう。
エリアを大まかに絞ることで、土地探しを依頼する住宅会社が選びやすくなります。
手順②予算を決める
住みたいエリアが大まかに決まると、土地を探し始めがちですが、実際に探し始める前に必ず予算を決めましょう。
予算を決めずに土地を探してしまうと、要望がどんどん増え、土地の価格が高くなってしまいます。注文住宅は土地と建物に費用がかかるため、高い土地にしてしまうと、建物にかけられる予算が少なくなります。
収入や貯蓄額から無理のない範囲で支払える予算を事前に決め、土地と建物にかけられるコスとバランスを把握しておきましょう。
また、注文住宅の購入は建物本体、土地価格以外にも費用がかかります。予算を考える際は、最大限出せる費用ではなく、少し余裕を持った予算に設定するのがポイントです。
手順③条件に優先順位を付ける
売りに出されている土地は数多くあります。選びやすくするためにも、条件に優先順位をつけておくのがポイントです。
家を建てる目的を明確にし、さらに叶えたい条件を出していきましょう。叶えたい条件を出したら、その条件の中から優先順位を付けていくと考えやすいです。
以下のような条件から、自分たちにとって何が大切なのか考え、優先順位を付けてみてください。
- 地域
- 駅からの距離
- 土地の広さ
- 施設までの距離
- 周辺環境
- 日当たり
注文住宅を建て、住み始めた後に実現したい暮らしなどを含め、具体的に考えていくと、優先順位が付けやすいです。
手順④土地探しから購入までの流れを把握する
土地に充てられる予算や、求める条件に優先順位が定まったら、土地探しから購入までの流れを把握しておきましょう。把握しておくことで、次に何をするかが分かり、スムーズに安心して進められます。
▼土地探しから購入までの流れ
- 土地探し
- 買付証明書の提出
- 住宅ローンの事前審査
- 土地の売買契約締結
- 住宅ローンの本審査
- 金銭消費貸借契約締結
- 土地の引渡し・所有権移転登記
土地探しにかかる期間は、人によりますが、3カ月から1年が目安です。希望の土地が見つかったら、他の人から土地の申し込みが入るまでに、買付証明書を提出しましょう。
良い土地が見つかったら、スピード感が勝負です。ゆっくりしていると他の人が購入し、購入できなくなってしまいます。
手順⑤条件に当てはまった土地を見に行く
条件に合った土地が見つかったら、実際に現地に足を運び、土地を見てみましょう。資料だけでは分からなかったことや、現地の雰囲気を知れます。土地に行ったときは、以下のポイントをチェックしてみてください。
▼土地のチェックポイント
- 日当たり
- 風通し
- 隣地との関係(境界線の有無など)
- 周辺の環境
- 形状や高低差
- 私道か公道か
- 電柱やゴミ置き場
- 地質
- 古屋の有無(ある場合は更地渡しか)
- 用途地域やその他法律
購入後に後悔しないためにも、必ず現地に足を運ぶようにしましょう。
注文住宅の土地探しで役立つ基礎知識
土地の利用には、法律でさまざまなルールが定められています。その中でも知っておいた方が良い基礎知識を以下4つ紹介します。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
①用途地域
用途地域は、「都市計画法」に基づき、建物の用途に応じて、13地域に定められています。用途地域を見ると、どんな住環境なのかある程度分かります。
住環境が優先された住居系の用途地域が8地域、大規模な商業施設が多く利便性が高い商業系の用途地域や、工場や店舗が混在した工業系の用途地域などがあります。
住居系の用途地域は住環境が優先されているため、落ち着いた環境で暮らせるのが特徴です。商業系や工業系の用途地域は、住環境が優先されている訳ではないため、振動や騒音などを確認しておく必要があります。
②建ぺい率・容積率
土地に建てられる建物の大きさを制限するのが、建ぺい率と容積率です。
- 建ぺい率:土地の面積に対する建築面積の割合
- 容積率:土地の面積に対する延床面積の割合
気になる土地が見つかったら、建ぺい率・容積率を確認し、どれくらいの建物が建てられるのかチェックしておきましょう。
③建築制限
建物の高さや道路や隣家の日当たりを確保するために、斜線制限などの建築制限が設けられています。斜線制限には道路斜線制度、隣地斜線制度、北側斜線制度の3種類あり、道路や隣地の採光・通風を確保するための制限です。
土地に建築制限が定められている場合は、希望の階数の家が建てられなかったり、建物の上部分が削られてしまう可能性があります。建てたい家を建てる妨げとなる制限がないかチェックしておきましょう。
④角地・中間角地
土地の区画は角地と中間角地の2種類に分けられ、それぞれのメリット・デメリットを把握しておくことで土地が選びやすくなります。
▼角地:2つの道路が交差する角にある土地
- メリット:開放感があり、間取りの自由度が高い
- デメリット:価格が高い、プライバシーや騒音が気になる
▼中間角地:3方が囲まれた土地
- メリット:角地と比べると価格が抑えられる、プライバシーが守られる
- デメリット:開放感や間取りの自由度が低い
メリット・デメリットを把握した上で土地選びをしましょう。
土地付き注文住宅を検討しているなら花みずき工房がおすすめ
項目 | 詳細 |
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名称 | 株式会社 花みずき工房 |
所在地 | 静岡県浜松市中央区大平台2-48-33 |
設立年月日 | 1994年8月 |
公式サイト | https://www.hanamizukikobo.co.jp/ |
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まとめ
本記事では、注文住宅を建てるための土地の探し方や手順、チェックポイントなどを解説しました。土地探しについて知識を深めることで、理想の土地を見つけやすくなります。
土地付き注文住宅は、ほとんどの方が一生に一度の大きな買い物です。後悔しないために、漠然と進めるのではなく、知識を深めてから進めていきましょう。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。