注文住宅は、要望や好みに合わせて思い通りに設計できる、自由度の高さが魅力です。しかし、中には、一から全てを決める注文住宅に、選択肢の多さから負担に感じてしまう方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、規格住宅です。規格住宅は、住宅会社が用意した間取りやデザインなどの規格に沿って建てる住宅です。
この記事では、注文住宅と規格住宅の違いについてや、それぞれの特徴、メリット・デメリットなどを紹介していきます。注文住宅を検討している方は、参考にしてみてください。
注文住宅と規格住宅の違い
注文住宅と規格住宅には以下のような違いがあります。
項目 | 規格住宅 | 注文住宅 |
---|---|---|
間取り・デザイン | 選択肢の中から選ぶ | 自由に選ぶ |
建築費用 | 注文住宅よりも安価 | 高くなることが多い |
工期 | 半年程度 | 1年程度 |
完成イメージ | イメージしやすい | イメージしにくい |
以下で、具体的に紹介していきます。
注文住宅とは
注文住宅は、間取りやデザイン、仕様などを1から自分で選んで、家を作っていくものです。全て自分の要望や好みのものを選べるため、最も自由度が高くなります。
ただ、自由度が高い分、費用が高くなりがちです。注文住宅にする際は、事前に資金計画をして、予算を決めておきましょう。
規格住宅とは
規格住宅とは、住宅会社が用意した規格に沿って建てていく住宅のことです。この規格とは、プロが設計した間取りやデザインなどを指します。
住宅会社が用意した複数の規格の中から好きなデザインを選んだり、オプションを追加できるため、決断の負担が少ないです。
規格住宅のメリット・デメリット
規格住宅のメリット・デメリットを紹介します。家づくりに求める優先順位を付ける参考にしてみてください。
メリット
規格住宅のメリットは以下7つ挙げられます。
- 費用を抑えられる
- 費用を確定しやすい
- 打ち合わせ回数が少ない
- 工期が短く、予定がずれにくい
- 間取りを確定しやすい
- 建売住宅よりも自由度が高い
- 完成をイメージしやすい
注文住宅を建てる際には、情報を調べたり、住宅会社と打ち合わせをしたりして、たくさんの時間がかかります。しかし、規格住宅は住宅会社が用意しているプランから選ぶため、打ち合わせ回数も少なく、入居までスムーズに進められるのがメリットです。
そして、規格住宅では、建築工程などもマニュアル化されているため、トラブルが起きにくいです。完成までの予定もズレにくく、完成後をイメージしやすいです。
費用に関しても、注文住宅よりも抑えられます。なぜなら、自分の好みやこだわりを反映しやすい注文住宅と違い、選ぶプランやオプションによって選ぶからです。
注文住宅よりも自由度は低いですが、費用も抑えられ、早い段階で金額も明確に分かるため、安心して家づくりを進められます。
デメリット
規格住宅のデメリットは以下3つです。
- フルオーダーの注文住宅ほど自由度がない
- 特殊な土地だと建てられないことがある
- オプションにすると割高になる
規格住宅はフルオーダーの注文住宅と建売住宅の間に位置します。注文住宅のような自由度はありませんが、建売住宅よりも自由度があります。
そして、規格住宅は仕様がある程度決められているため、自分オリジナルの住まいは建てられません。また、狭小地や変形地などの特殊な条件を持つ土地には、建てられないこともあります。
デザインや間取り、設備など細かな部分まで自分で決めたい方は注文住宅、ある程度決まったプランの中から自分好みに仕上げたいという方は規格住宅がおすすめです。
注文住宅のメリット・デメリット
注文住宅のメリット・デメリットを以下で紹介していきます。
メリット
注文住宅のメリットは以下6つです。
- 土地にもこだわる
- 好きな住宅会社を選べる
- 自由度が高い
- デザインや建築しようにこだわれる
- 建築過程を目で確認できる
- 予算に合わせて設計できる
注文住宅は、自由度が高く、理想や要望を実現しやすいのが最大のメリットです。予算が許す限り、間取りや部屋の広さ、キッチンの設備、住宅性能など理想の仕様が実現できます。
土地に合わせて、建物の設計を考えることもできるため、すでに土地を持っている方や気に入っている土地がある方も建てられます。注文住宅は、設計はもちろん、建築過程を目で見て確認できるのもメリットです。手抜き工事や工期の遅れを防げます。
デメリット
注文住宅のデメリットは以下3つ挙げられます。
- 住み始めるまで時間がかかる
- 仕上がりをイメージしにくい
- 費用が高い
注文住宅は1から自分で決めるため、打ち合わせ期間が長く、住み始めるまでに時間がかかります。費用も高くなりがちです。
また、規格住宅と違い仕上がりがイメージしにくいのもデメリットです。パンフレットなどで想像しながら、決めていく必要があります。
全て自分で決めていくため、選択肢の幅が広いです。優柔不断で、選択肢の中から好みのものを選んでいきたいという方は、規格住宅が向いているでしょう。
注文住宅と規格住宅どちらが向いている?
注文住宅と規格住宅どちらが向いているのか紹介します。どの条件に当てはまるのか見て、家づくりを進めましょう。
注文住宅がおすすめの人
注文住宅がおすすめの人は以下のような人です。
- 暮らしに対するこだわりが強い人
- 趣味や楽しみを大切にしている人
- 家づくりの過程を楽しみたい人
- 入居まで時間がある人
- 予算に余裕がある人
- 土地が決まっている人
注文住宅は、自分たちの要望やライフスタイルを優先したい方におすすめです。要望やライフスタイルを予算が許す限り実現できます。
そして、注文住宅は建築現場を実際に目で見て確認できます。設計から建築現場など家づくりの過程を楽しみたい方にもおすすめです。家への愛着も湧きます。
また、注文住宅は設計から入居開始まで1年程が目安です。入居までの期間に制限がない方や余裕がある方に向いています。
規格住宅がおすすめの人
規格住宅がおすすめなのは以下のような人です。
- 費用を抑えたい人
- 打ち合わせ期間や手間をなくしたい人
- 早く入居したい
- 用意された選択肢の中から選びたい人
- 注文住宅を建てたいけれど、自分のセンスに自信がない人
- 定番で無難な家が良いけど、おしゃれなデザインや間取りも取り入れたい人
規格住宅は設計段階から、間取りやデザインのプラン、金額が明示されています。そのため、注文住宅と比べて、時間やコストをかけずに家を建てられるのがメリットです。
打ち合わせの時間が取りにくい方や費用を抑えたい方などにおすすめです。また、決めることが多かったり、決めることが苦手で悩んでしまいそうという方には、用意された選択肢の中から選ぶ規格住宅の方が向いています。
建売住宅よりも自由度があるため、自分の希望や好みを通しやすいです。規格住宅は、工期が短く、家の完成予定日が把握しやすいため、入居日が決まっている方にもおすすめです。
規格住宅を依頼する住宅会社の選び方
規格住宅を建てる際、どの住宅会社を選ぶかも重要なポイントです。そこで、規格住宅を依頼する住宅会社を選ぶポイントを3つ紹介します。
上記3つのポイントを押さえ、理想の家づくりを実現しましょう。
間取りや仕様の選択肢
イメージする家に合った間取りや仕様があるかは、家づくりにおいて大切です。そのため、規格住宅を依頼する住宅会社を選ぶポイントとして、間取りや仕様の選択肢の種類や内容を確認しましょう。
用意されている間取りや仕様、デザインの種類は、ホームページやInstagramなどのネット上で確認できる住宅会社もありますが、資料を取り寄せないと全てのプランが分からないことも多いです。
気になる住宅会社があれば、積極的に資料や住宅プランを取り寄せてみましょう。
希望の土地に建てられるか
家を建てる土地が決まっている場合は、その土地に建てられるプランが用意されているかどうかも確認しておきましょう。住宅会社によっては、一般的な正方形や長方形の土地にしか建てられないこともあります。
せっかく好みに合った規格住宅のプランが見つかったのに、土地の条件が合わず、プラン変更ということにならないためにも、土地探しと家の建築計画は同時に進めましょう。
すでに土地を持っている場合は、この土地に建てられるプランがあるか、事前に住宅会社に確認しておいてください。
家の外観やデザイン
家は室内だけでなく、外観やデザインも重要です。いくら予算内で、希望の間取りでも、家の外観や全体のデザインが好みのものでない場合もあります。
規格住宅を依頼する住宅会社を選ぶ際は、間取りや仕様だけでなく、家の外観やデザインの種類にも着目してみましょう。気になる住宅会社がある場合は、住宅展示場や完成見学会に足を運び、デザインを確認してみてください。
注文住宅を検討しているなら花みずき工房がおすすめ
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | 株式会社 花みずき工房 |
所在地 | 静岡県浜松市中央区大平台2-48-33 |
設立年月日 | 1994年8月 |
公式サイト | https://www.hanamizukikobo.co.jp/ |
静岡県浜松市で、注文住宅を検討している方には、株式会社花みずき工房がおすすめです。花みずき工房は、しっかり要望や理想をヒアリングし、提案してくれます。
花みずき工房は長期優良住宅が基準となっているため、注文住宅が初めての方でも安心して任せられます。無料住宅相談会や完成見学会、イベントなどを実施しています。気になる方は足を運んでみてください。
まとめ
この記事では、注文住宅と規格住宅の違いや、特徴、メリット、デメリット、違いなどについて紹介しました。1から自分で決めて家づくりをしたい方は注文住宅、選択肢の中から好みのものを選んで家づくりをしたい方は規格住宅がおすすめです。
自分がどんな形で家づくりを進めたいのかを考えながら決めてみてください。家づくりは、ほとんどの方が一生に一度の大きな買い物です。後悔しないために、漠然と進めるのではなく、知識を深めてから進めていきましょう。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。